大日本人

大日本人 通常盤 [DVD]

ごっつええ感じを観て育った僕は、それなりに松本人志という人物を理解している人間だと思っていた。しかし、今日この映画を観て、松本人志が意図するところを的確に感じ取れなかった現実を目の当たりにして、自分が真性の松本人志ファンであるとは言えない、ということを確信した。それでも敢えて彼のメッセージ性のようなものを上げるとすれば、「ヒーローを素直に賞賛しない差別主義的な日本人の本質的な悪」みたいなものを告発したかったのではなかろうか。ヒーローや怪獣のビジュアルを敢えて醜悪なものにしていたのは、その本質をさらに浮き彫りにしたいという松本監督の表現方法だったのだろう。それにしても謎だったのは、「ここからは実写にてご覧ください」というテロップ以降の内容。ウルトラマンのパロディだということはわかるのだけど、何がしたいの？という感じ。反米？
メモ
http://blog.livedoor.jp/gandhara_eigasai/archives/51174297.html（この読みはすごい）
http://movie.maeda-y.com/movie/00914.htm(２０点ｗ)
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_0628.html（竹熊さんの批評）